【貞淑な妻の淫らな過去】ティッシュ箱
「おかえりなさい、あなた」
そう言って優しい笑みを浮かべる妻とは逆に
私の心は複雑な感情に包まれていた。
「これは…なんだ?」
会社の後輩に、最近見つけて気に入った女優がいると見せられたのは、
妻によく似た…いや、本人にしか見えない女優の写った
アダルトビデオのパッケージ。
「なんでそれを…」
泳ぐ瞳と上ずった声から彼女の秘め事であった事が分かる。
しかし、接すればいいのか、何を伝えればいいのか分からない。
裏切られた怒りなのか、隠し事をされた悲しみなのか、
はたまた知らぬ誰かに抱かれていた彼女の過去への嫉妬か…
渦巻く感情が理性を吹き飛ばし、紡ぐ言葉を次々に崩しながら
それでも己の心を見せるため彼女の方に向き直す。
だが彼女の瞳はただ一点を見つめていた。
私の股間の、怒張し膨れ上がったそれだ。
弁解の余地を探す間もなく、妻は一歩また一歩と近付き
息を吹きかけるような優しい声で問いかける。
「一緒に…見てみる?」
予期せぬ言葉に耳を疑うも、首を縦に振る。
彼女の細く白い指がパソコンに触れ、プレイヤーが起動する。
画面越しの妻の情事が、長い夜と共に始まった。
------------------- FANZA(旧:DMM.R18)ウォーターマークがついているサンプル画像は 株式会社デジタルコマースの許諾を得て掲載しております。 契約をしていないサイトが画像の二次利用を行う事は禁止されています。 著作権者様へ 著作権物の転用に関する問い合わせは出版社にご確認してください。 -------------------