【違法ボールに捕獲され♀妖狐に進化してしまった男の話】茶畑に生えた筍
手のひらサイズのボールにマモノと呼ばれる動物を捕獲、飼育し、時には自らのマモノを戦わせる世界。
そんな世界で互いのマモノを戦わせ、競い合う競技者をマモノトレーナーと呼んでいた。
将来のチャンピオン候補と呼ばれていた『清彦』と『俊明』。
だが……俊明は、どんなに手を尽くしても清彦に勝てなかった。清彦を倒さなければチャンピオンには絶対になれない。
何とかならないか。と考えていた俊明は、ある子〇から言われた一言が脳に強く残る。
「僕の手持ちマモノになってよ……か」
これがチャンピオン俊明の誕生と、有名トレーナー清彦の失踪の原因になるとは、誰も知らなかった。
表紙、挿絵:神月みやび 本文:いが扇風機 挿絵7枚 約29700文字
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