【たいまんっ!-レイちゃんに負けたくない!-】The Nation of Head Scissors
企業スパイお姉さんと、タイマン!!!
【登場人物】
ヤスアキ:
某大企業で働くエリート社員。レイに仕事を教える教育担当も任されている。
優秀な社員だが、ストレスを抱えると自身が敗北するストーリープレイを行う癖があり、
「Mixed Fight Club」の常連である。しかし、この癖を弱みとしてレイに握られてしまう。
レイ:
ヤスアキの会社の極秘情報を奪いに来た企業スパイ。
諜報活動を主軸としているが格闘技の心得もあり、肉弾戦はかなり強い。
相手を確実に制圧できる関節技・絞め技を得意としている上に、自身のフェロモンや臭いで相手を拷問し、
奴●化させる事も出来る。
ヤスアキに極秘情報を奪おうとしている事がバレた為、ヤスアキの好きな’格闘プレイ’で、
彼を奴●化させる事にした。
*こちらの作品は、ばいおーぶ農園作品「スパイOLの脱ぎたて&二日熟成パンスト調教」の世界観を元に、
作成しておりますので、同作品をご覧いただくとより楽しんで頂けると思います。
本編18ページ+表紙1ページ
【物語の背景】
金曜日の深夜、オフィスで仕事をしていたヤスアキは、そろそろ帰ろうと片付けを始めていた。
明日休みという事もあり、上司も含め同僚たちは早々に定時と同時に飲みに出かけており、オフィスには自分1人のはずだった。しかし、ふと隣接したサーバールームから、微かに人の声がする事に気がついた。誰もいないはずなのに・・・と、サーバールームをそっと覗き込むと、後輩のレイが小型パソコンとサーバー機を接続し、画面を見ながら誰かと連絡を取っている。普段のレイからは想像が出来ない程、迅速にキーボードを打ち、真剣な表情で連絡を取り合う姿に、レイに全く別の人間が乗り移ってしまったかのように、ヤスアキは感じた。
「・・・はい。この会社の基幹システムに仕掛けていたマルウェアが検知されてしまって・・・はい。必要な機密情報は、オフラインで私のパソコンの方に転送中ですが、容量が大きくて少し時間が・・・」
「なにしてるんだ?」と、ヤスアキが話を遮って入る。
レイは瞬時に携帯とパソコンをバックにしまおうとしたが、ヤスアキはレイからパソコンを瞬時に取り上げ、画面を覗き込んだ。そこには自分が主導で進めていた極秘プロジェクトの資料が映し出されていた。いくつもの自社独自の技術を使用するこのプロジェクトは、社内でもごく少数しか知らない。まして、派遣社員として来ているレイが、アクセス出来る情報ではない・・・彼女は機密情報を盗み出そうとしていたのだ。
「よりにもよって、先輩に見つかっちゃいましたか・・・これは言い訳出来ないですね・・・」
そう言って項垂れるレイ。
ヤスアキは、彼女の新人教育を任され、ここ数年彼女と共に仕事をしてきた。決して仕事の出来が良いとは言えなかったが、1つ1つの案件に対して懸命に努力するレイの姿を見て、自分も励まされてきた。
そして、いつしか彼女を’女’としても、見ている自分に気がついた。
レイのやった事は許されない。今すぐにでも上司に連絡し、早急に対応しなければならない。勿論レイは首になる。加えて、今後この業界には一切関われなくなり、派遣会社も彼女をブラックリストに載せ、彼女は追い込まれる立場になるだろう。
「月曜日に退職手続きを取って貰えるか?」
その言葉にレイは驚いたが、その言葉を反射的に発してしまったヤスアキが内心一番驚いていた。
そしてレイは、一瞬不敵な笑みを浮かべたかと思うと、
「解りました。月曜日に。」と、その場を去っていった。
次の日の朝、ヤスアキは悶々とした気持ちを抱えていた。
自分の判断は果たして合っていたのだろうか・・・そんな迷いを抱えながら、
「Mixed Fight Club」に足を運んだ。
ヤスアキはストレスを感じると、「Mixed Fight Club」で異性と対戦する。
「相手になった女の子を20分間好きにしても良い」というルールで、女性に暴行まがいの事をする客もいるらしいが、ヤスアキは自分が作った物語や設定を用いて、「ストーリープレイ」をする事が多かった。
そして、その物語の全ては「ヤスアキの敗北」を結末としている。
ヤスアキが対戦場で準備運動をしながら待っていると、1人の女性が入ってきた。
「こんにちは♪先輩。」
ヤスアキは言葉を失った。今日のヤスアキの相手は、レイだ・・・
【制作陣】
・イラスト
ばいおーぶ様
・Special Thanks!!!
ばいおーぶ農園制作陣様
・企画・脚本・原案
The Nation of Head Scissors
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