【【お気軽小説】経験済か未経験かで討論されていた体育会美女を借り物競争でゲットしてエッチをしようとすると●●●だった】さのぞう
【小説・ノベル】
主人公・千石竜聖は放課後に男友達と会話をしていた。いや、厳密には聞いていた。
その話題とは誰がセックス経験者かどうかという思春期によくある話題である。
その中で竜聖が気になっているバスケ部の武田まゆかの話が出てくる。彼女は経験者だと、だから土下座ですればできるんじゃないかと、友人たちは言う。
そういう話の元になっていたのが我らがバイブルのチョメチョメなマンガである。
そんな話をしていると、当の本人であるまゆかがヌッと現れるのである。話を途中から聞いていたまゆかは口止めに友人たちにスポドリを買ってこさせる。
実は竜聖とまゆかは顔見知り程度ではなく、ある程度の関係性を持っていた。
それは先日、バスケ部の試合前の一週間、まゆかの練習に付き合っていたのが竜聖だったのだ。
その出会いは偶然だったが、ストイックなまゆかに帰宅部である竜聖は惹かれていった。そして、試合を観に行き、その活躍を見て完全に惚れてしまうのだ。
一緒に帰ったその帰り道で、話題は体育祭の話になる。体育会の人間は基本、戦闘民族なので、体育祭には本気になると。
なので、まゆかも当然優勝を狙っていた。その為に竜聖にも頑張ってもらう為にご褒美を提案する。それはまゆかと好きな物を食べに行ける権利だった。
これに燃えた竜聖は体育祭当日、燃えに燃える。ただ、結果がイマイチついてこなかった。
そんな中、1位のチームとの逆転が可能になった状況で、竜聖の出番がやってくる。種目は『借り物競争』だった。
竜聖がお題を引くと「当たりだ」と感じ、一目散にまゆかの所へ行き、そして連れて行く。結果は1位だった。
そのお題が気になったまゆかがお題を見せてもらうと『経験者』という文字が目に入り、竜聖と揉めるのだ。そして、自分は未経験だと伝える。
突然の告白に驚いた竜聖だが、もう一度お題を見せる。そこには『バスケ経験者』と書いてあったのだ。
自分が未経験だと言ったことを消し去りたいまゆかは竜聖を追い回すが、竜聖は逆に校舎裏にまゆかを誘導する。
そして、誰も周りがいない状況で竜聖はまゆかに告白するのだ。まゆかも驚きつつも受け入れる。そして、竜聖は「早く経験者になろうな」と告げるのだった・・・
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