【捨てられた私が叔父と相思相愛になった話】だむぼむ
それは大型連休中日の事だった。
マンションのインターホンを鳴らす小柄な少女。
画面に映る少女の顔にはあきらめと失望感の表情が張り付いていた。
少女の名は 西村 由貴(にしむら ゆき)
我が愚姉の一人娘でオレの姪に当たる少女。
連休を利用し、叔父宅に遊びに来た訳ではない。
彼女は片親である母に捨てられ、唯一の親戚である俺を頼って訪れたのだった。
彼女の母であり、我が姉でもある西村 久美は元来よりの奔放な性格で
若い頃から男遊びと酒に没れ、実の娘である由貴は何時も放置されていた。
その由貴も行きずりの男との間に出来た娘で、実の父親は素性も所在も不明。
そんな境遇でありながらも由貴は懸命に実母を支えてきた。
しかし、そんな健気で献身的な娘にあり得ない仕打ちが待ち構えていた。
母である久美が由貴を捨て、新しい男と駆け落ちしたのだ。
しかも相手は外国人男性で駆け落ち先は日本から遠く離れた男性の母国。
勝手極まりない理由を連ねた手紙にはこう書かれていた。
「相手の家族が多すぎて、これ以上養う事ができません。あなたは日本に残り
私の弟である叔父の一郎を頼ってください。」
同封された写真には大勢の人と満面の笑顔で写る愚姉の姿があった。
そんなあまりにも恵まれない境遇の姪を放り出す訳にはいかない。
そう決めた俺は由貴を引き取る事にした。
二人の生活がはじまり、由貴はこれまで味わう事の出来なかったような生活を
一郎から与えられる。
それはまるで灰色の世界が一気に色鮮やかな世界へと変貌するように・・・。
そんなある日・・・・・・
由貴は何時ものように家の掃除をしていた。
ふと見ると、一郎の部屋のパソコンが点きっぱなしになっている。
「几帳面な一郎さんが珍しい・・・あっ、そういえば今日は寝坊して・・・」
しかし、気にする事なく一郎の部屋に入り、ふとモニターの画面を見ると
そこには衝撃の内容が映し出されていた!
「これって・・・・・・・・わたし?脱衣場?盗撮?」
あられもない姿で映っていたのは由貴の入浴後の姿。
驚き目が離せなくなる由貴。
驚き・怒り・嫌悪感が浮かんでくる。
しかし・・・・・・・・それ以外の別の感情も芽生え始める。
「わたしは一郎さんに必要とされている」
そして由貴の取った行動とは?
破滅?いいえ、これは年の差と立場を超えた男女のあまあまな恋愛の始まりでした。
そして二人にゆっくりとした時間が過ぎていきます・・・・・・・・・。
忙しい毎日にちょっと休憩して甘々なお話は如何でしょうか。
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