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【「スワッピングしてみる ?」と冗談のつもりで言ったら、親友の彼女がその気になってイロイロ困るっ!? (1)】なつめx2

「スワッピングしてみる ?」と冗談のつもりで言ったら、親友の彼女がその気になってイロイロ困るっ!? (1)

【 作者 】
夏目 棗 (なつめ なつめ)

【 登 場 人 物 】
● 葛木 花恋(かつらぎ かれん)=椎葉(しいば)大学二回生。
身長:152cm、体重:49kg、スリーサイズ:82(Cカップ)・52・86。
俺の彼女。椎葉学園の同級生でその頃からの付き合い。親友の喬郎は俺が‘尻に敷かれている’と言うがそんな事は無い……ぞ。
● 華和 征嗣(はなわ せいじ)=椎葉大学二回生。
本篇の主人公=俺さまだ(笑)。
● 澤木 聿子(さわき りつこ)=椎葉(しいば)学園三回生。
身長:169cm、体重:53kg、スリーサイズ:96(Gカップ)・48・89。
喬郎の彼女。二つ下だが俺たち三人の中に居ても違和感のない、とても色っぽくて良い女だ。いや、学園の制服を着ていなければ花恋より年上に見えるのはたぶん俺だけでは無い……筈だ。
● 栗栖 喬郎(くるす たかお)=椎葉大学二回生。
C等部からの付き合いで俺の親友。花恋の幼馴染みで、聿子の彼氏。

【 内 容 紹 介 】
その日、期末考査が終わった開放感から俺たちはかなり呑んでいた。
メンバーは俺と俺の彼女の花恋(かれん)に、俺の親友の喬郎(たかお)と彼の彼女の聿子(りつこ)のいつもの四人で、花恋の部屋である。
だから俺がそんな言葉を、つい、口にしたのもたぶんその解放感と酔いの所為だったと思う……いや、思いたい。
「……だからな、スワッピングに興味があるからって、それでイキナリ‘変態’扱いされるのって、それは無いだろっ?」
俺は先日、同じ言葉を投げ掛けた時に花恋から蔑みの視線を投げつけられたコトを思い出しながら喬郎と聿子に訴えたのだった。
「…………………………」
「――って、喬郎、お前もう酔い潰れてんのかよっ?」
「うん、喬(たか)ちゃん弱いから、ねぇっ……」
聿子が机に突っ伏している喬郎の手からグラスを取りあげて安全な場所に退避させてから続けた。
「……でもぅ、あたしも‘変態’は言い過ぎだと思う……かなっ?」
聿子が自分のグラスを傾けながら俺に賛同の意を表した。微妙に彼女の重心がこちらに傾いているのか、とても良い匂いがした。
だから、つい俺の口も軽くなっていた。
「あっ、聿(りっ)ちゃんもそう思う、よね? ……もしかして スワッピングにも興味あるっ?」
勿論、軽い言葉のキャッチボールのつもりだったのだが、聿子の返事は俺の想像の斜め上をいっていた。
「ある、あるぅ(ハート)」
「……それじゃ、スワッピングしてみるっ?」
当然だが俺の返しも言葉のキャッチボールの流れで冗談だったのだ。
だから一呼吸あとで「冗談だけど……」とオチをつけようとしたのだが――。
「良いわねぇ、しよう、しようっ(ハート)」
親友の彼女が俺の手を取って言ったのだった。



本篇は400字詰め原稿用紙換算86枚程です。それ以外に「挿絵」(「立ち絵」含む)を数枚収録しました。

今回は、読み切りのシリーズ連作の予定です。毎回、同じ四人(二組のカップル)でシチュエーションを変えてスワッピングを愉しみます。



お気に召しましたら、本篇や他作品もどうぞ宜しくお願い致します。

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