【美人女子アナの沈黙 第8巻 好感度ナンバーワンの逆ナン】海老沢 薫
ゲスな女芸人、楠山エリがMCを務める
深夜バラエティのロケにゲスト出演し、
女子アナにあるまじき数々の痴態を晒してしまった吉川美桜。
美桜がゲスト出演した放送回は
深夜番組にも関わらず異例の高視聴率を獲得し、
美桜は番組プロデューサーやMCの楠山の強い要望により、
深夜バラエティのレギュラーに抜擢される。
女芸人の楠山に恥ずかしい弱みを握られ
逆らうことのできない美桜は
仕方なくこのオファーを受け入れ、
早速新レギュラーとして最初のロケに挑む。
深夜バラエティのレギュラーとして
美桜が最初に連れて来られたロケ場所、
それは郊外にあるとある駅前であった。
ロケバスの中で渡された台本を読んだ美桜は、
今回のロケが先日の田舎町でのロケに勝るとも劣らない過酷なもので、
ゲスな女芸人の楠山が自分をまた
極限の羞恥地獄へ突き堕とそうとしていることを知り酷く怯える。
そして、美桜が不安な面持ちでロケバスの中に待機していると、
MCの楠山が不敵な笑みを浮かべながら現れ、
美桜に紙袋を手渡し、その中に入った衣装に着替えるよう命じた。
美桜が恐る恐る紙袋から衣装を取り出すと、
なんとそれは先日のロケの時にも着せられた
水に濡れると溶ける真っ白な極小ビキニだったのだ。
而して、人通りの多い駅前にゲスな女芸人と共に
極小ビキニ姿で降り立つ美人女子アナ。
その存在に気づいた通行人たちは皆驚きの表情を浮かべ、
足を止めてその姿を食い入るように見つめた。
いつしか美人女子アナの周りには
大勢の人だかりが出来上がり、
美桜は体中にギラギラした視線が突き刺さるのを感じながら
恥辱のロケを始めなければならなかった。
女芸人の楠山が番組新レギュラーの美桜に与えた一発目の企画、
それは人通りの多い駅前で
美桜に逆ナンをさせるというものであった。
美桜は破廉恥な極小ビキニ姿で男性に声を掛け、
楠山が作った台本に記されたセリフを告げて
逆ナンしなければならなかったのだ。
やがて、ロケ本番が始まると、
楠山やスタッフ達はロケバスの中から
美人女子アナの様子を観察し、
美桜は極小ビキニ姿で駅前に一人放置されてしまう。
制限時間一時間以内に三人以上の男を逆ナンして
ロケバスに連れて来られなければ、
美桜には屈辱の罰ゲームが与えられることになり、
美桜の決死の男漁りが始まる。
企画が開始して十分が過ぎた頃、
美桜はついに三十代のサラリーマンの男性に近づき、
思い切って声を掛けた。
「あの・・・私の体を見て・・・どう思うか、感想を聞かせてもらえませんか?」
驚くサラリーマンの男に向かって、
美桜は台本通りのセリフを吐き、
愈々美人女子アナの羞恥劇が幕を開けたのだった。
[目次]
第1章 深夜番組の新レギュラー
第2章 公衆の面前で恥辱ロケ
第3章 駅前で逆ナン
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